近年では、新入社員が定着しないことを嘆いている企業が多いです。
「自分がやりたいことと違った」「想像した会社像と異なっていた」という理由が多く、企業側にも新人にとって魅力的に映るよう歩み寄ることが求められています。
何事もファーストインプレッションが重要ですから、新人と経営陣が一堂に会する入社式での工夫が、新人の定着には
欠かせません。
今回は魅力的な入社式をご紹介します。
芸能人の出席
新社会人として新人たちに自覚を持って欲しいと考え、入社式に課題を
与える企業も少なくありません。
しかし、ついこないだまで学生として勉学に励んでいた新人に対して
即戦力を求めるのは難しいのが現状です。
企業側もゆっくりと育てていく忍耐力が試されているのかもしれません。
最近では芸能人を招いた入社式が多いです。
芸能人の効果は大きく、「私たちは有名人と関係のある企業に勤めているんだ」と実感することでしょう。
新人に向けて強いエールを送るだけが社会人としての自覚を育てるわけでは無いという一例です。
企業ならではの入社式
入社式に求められる要素の1つに「オリジナリティ」が挙げられます。
その会社の入社式でしか味わえない充足感は新人の定着に
繋がることでしょう。
例えば太平洋フェリーグループでは「船上入社式」が開かれました。
名古屋港フェリーふ頭に停泊中の「きそ」船上で行ったもので、
「船会社に入社した」という自覚をしてもらうことを狙ったものです。
新人の感動はもちろん、この入社式に憧れて入社を考える未来の新人獲得にも繋がります。
また、三重県の鳥羽水族館で2006年から行っている「水中入社式」も有名です。
新人の記念となる形の入社式で、たくさんの観客と報道陣に見守られながら毎年開かれています。
企業ならではの入社式は、社会人として実感と、「この会社に入社した」という高揚感を与えてくれるので、新人の心に自覚とやる気を刻み込んでくれるでしょう。
食事で心を掴む
入社式は堅苦しいという印象を持っている新人は少なくありません。
たしかに「経営方針」や「社会人としての自覚」を説くのが本来の目的ですので、気疲れしてしまうのも仕方がないでしょう。
しかし、何事もコミュニケーションが活きてくる時代。
一方通行の言葉だけでは企業と新人の間に絆の片鱗すらも生まれません。
だからといって、「今から役員と会話して下さい」では新人も緊張してしまう事でしょう。
緊張の緩和のためにも「食事」が重要になります。
雇用した新人が少なければ外食でも問題ないのですが、数百人規模の新人がいる場合は会場での食事が無難です。
入社式の食事はケータリングのご利用が最もコストパフォーマンスの高い方法となります。
入社式の食事では「新入社員のお腹を満たせるボリューム」
「お酒にも合うメニュー」「短時間でセッティングができる」などの
ポイントをおさえておかなければなりません。
ケータリングならば、これらのポイントを高いレベルでクリアすることが出来ます。
飲み放題プランもあるため、役員が多く参加する入社式でも安心です。
食事を取りながら、気を落ち着かせて会話を楽しむことで本当のコミュニケーションをとることが出来ます。
「この企業に入ってよかった」と判断するには入社式だけでは難しいかもしれませんが、入社式に不満を覚えるとその後にも
大きく響いていくでしょう。
新人の定着を望むならば、入社式に惜しみなく力を注いでください。